大阪、東京2会場で「ノングルテン米粉の製造と同加工品普及講習会」開催

2020年11月04日 事業 活動・お知らせ

日本米粉協会は10月23日(大阪会場)、同27日(東京会場)に、「ノングルテン米粉の製造と同加工品普及講習会」を開催しました。同講習会は、米粉に関わる基本的な事項の確認とともに、ノングルテン米粉を使った加工食品の認知度向上と消費拡大を目的としており、昨年度に続いて2回目となります。今年度はコロナ禍の中、極力感染防止対策を講じた上での開催となりましたが、食品製造・加工業者や流通業者、米粉製造事業者、食品アレルギーに関心をもつ消費者、行政関係者、JA等原料米製造者などが大阪会場に28人、東京会場には40人参加しました。

写真① 熱心に聴き入る参加者 大阪会場(10月23日
TKPガーデンシティ新大阪)

日本米粉協会は、米粉の普及・消費拡大を図るためにノングルテン米粉認証とともに、ノングルテン米粉を使った加工食品が登録を通じて、広く認知されることをめざしています。

そこで、講習会では米粉をめぐる内外の最新情勢を踏まえ、海外のグルテンフリーの現状や食物アレルギーの実態、食品の安全に向けたコンタミ防止や今年6月に施行されたHACCP対策などについて、それぞれの専門分野の講師が講演を行いました。
そのうえで、日本米粉協会から、ノングルテン米粉の認証とともに、同米粉を使用した加工品の登録制について、各事例を踏まえながら説明を行いました。

写真② 新型コロナウイルス対策でアクリルボード越しの講演
(10月27日 TKP東京駅セントラルカンファレンスセンターホール)

また、グルテンなど食品分析に不可欠な検査キットについても、㈱森永生科学研究所とプリマハム㈱の協力を得て実演・展示が行われました。

写真③ 検査キットメーカー(森永生科学研究所・プリマハム)の協力で実施された検査、実演コーナー(大阪会場)

講習会終了後、受講者には、ノングルテン米粉を使った加工品の登録の際に必要となる「修了証」が交付されました。

講演および講師は以下のとおりです。

①米粉をめぐる状況
農林水産省政策統括官付穀物課 課長補佐 小俣範雄氏(大阪会場は 同 係長 篠原慎哉氏)
②海外のグルテンフリー食品市場
株式会社森永生科学研究所 代表取締役社長 黒田和彦氏
③食物アレルギーと食物不耐性
食物アレルギーの子を持つ親の会 代表 武内澄子氏
④検査キットを使った検査方法
株式会社森永生科学研究所 農学博士 東畑有希氏
⑤食品の安全、コンタミ防止対策とHACCPによる衛生管理
BMLフード・サイエンス第一コンサルティング本部 本部長 藤田孝氏
⑥ノングルテン米粉認証と米粉加工品の登録制
日本米粉協会 事務局長 高橋仙一郎
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