ノングルテン米粉の製造と同加工品普及講習会アンケートまとまる

2019年11月15日 事業

高い関心、回収率9割超える

日本米粉協会が10月25日(東京)、29日(大阪)に行ったノングルテン米粉の製造と同加工品普及講習会のアンケート集計結果がまとまりました。92人参加した東京会場は83人(90.2%)、65人参加した大阪会場62人(95.4%)と非常に高い回収率となりました。それだけ米粉に対して高い関心に持った方々が参加した講習会であったといえます。集計結果は東京、大阪ともほぼ同じ傾向になりました。

講習会開催は新聞記事で知る

問1の「講習会をどこで知ったか」の設問に対しては、東京、大阪とも「新聞記事で知った」というのが一番多く、特に東京では47と回答者の半分以上を占めていました。次いで「協会からのメールで知った」が東京17、大阪18となっていました。

問2の「講習会に参加しようと思った動機」については、東京、大阪とも「ノングルテン米粉加工食品に関心があった」「米粉の将来性や海外の需要動向に関心があった」が並列していました(東京39、39、大阪27、26)。次いで「食物アレルギーに関心があった」が東京21、大阪20となりました。

問3の「説明(講義)は分かりやすかったか」では、「とても分かりやすかった」が東京40、大阪35、「まずまずだった」が東京40、大阪22となり、評価された結果になりました。「どちらともいえない」は東京3、大阪5であり、「やや分かりにくかった」「分かりにくかった」「その他」は0でした。

問4の「全体的な時間配分」については、「どちらともいえない」が一番多く(東京53、大阪32)、ついで「やや長すぎた」が東京16、大阪10と続きました。昼食を挟んで4時間近い講習会はやはり「長い」と感じる方が多かったようです。

問5の「場所や会場についてどう思うか」では、「東京と大阪の2会場でよい」が東京63、大阪36と圧倒的に多くなりました。「名古屋でも開いてほしい」という意見も一部ありました。

ノングルテン米粉加工品に熱視線

問6の「説明(講義)を聞いてどんな感想をもったか」では①製粉事業者、食品加工事業者と②食品流通・販売事業者、消費者――に分けて聞きました。まず①の製粉事業者、食品加工事業者では、東京、大阪とも「ノングルテン米粉を使用した加工食品を作りたいと思った」が一番多く(東京22、大阪19)、「日本米粉協会の加工品登録申請をしたいと思った」も東京8、大阪10と続いています。東京では「HACCPによる衛生管理を行うと思った」も9となっています。

②の食品流通・販売事業者、消費者では、東京、大阪とも一番多かったのは「HACCPによる衛生管理は需要だと思った」で、東京は14、大阪は11となっています。2020年6月に施行されるHACCPに対して関心がもたれていることがうかがえます。次いで「ノングルテン米粉を使用した加工食品があれば、ぜひ扱い(購入)したと思った」も多く、東京では13、大阪では10となっており、関心の高さを物語っています。

指導受けたいが気になる費用

問7の「食品の安全、コンタミ防止対策やHACCPによる衛生管理等で、専門家の指導・助言を受けたいと思いますか」については、設問の内容から、製粉事業者、食品加工事業者のみに聞きました。東京、大阪とも「受けたいと思うが、費用対効果が気になる」が多く、東京16、大阪14となっています。ただ、東京ではこれ以上に「現状では特に受けようとは思わない」が18と上回っており、“模様眺め”の状況がうかがえます。

地方の米粉振興と消費者PRを

問8の「その他、米粉に係ることで、気になること、要望等ありましたら、どんなことでも結構ですので、お書きください」としたところ、非常にたくさんのコメントが寄せられました。

1つは地方における米粉の振興と消費者へのPR活動の強化です。「地方でも米粉推進事業を展開してほしい」「山間部の米パン製造者は減少するのみ」「単なる米粉では地産地消は無理」「地方では一般消費者の米粉についての認識が低い」「米粉イベントを企画し、直接触れる機会を増やしてほしい」「用途別基準、用途表記について消費者に認知を」等の意見がありました。

2つは経費(価格)の問題です。「厳密な検査大の余分な価格が、ただでさえ高い米粉をより高くしている」「ネックになっている1つは価格面と品質面にある」「(米粉)製造者側はノングルテンに対してコストがかかりすぎるとして尻込みしている」「費用に関して補助制度などがあればいい」「ノングルテンに関しては古い工場では難しいので、補助金制度があれば教えてほしい」等の意見がありました。

海外進出へ積極的なアピールを

一方で期待を寄せる意見もありました。「3万トンが順調に右肩上がりで伸びていくように先頭に立って頑張ってほしい」「海外で食べてもらうために使い方などどんどんアピールを!」「加工食品の開発をアイデアとして考えたい」「うるち米やもち米など様々な品種特性を生かした米粉製品の開発を期待したい」「米農家の安定につながるようにしたい」等がありました。

食品製造・加工業者が一番多く

問9では参加者自身のことについて伺いました。まず職業では東京、大阪とも「会社員」が圧倒的に多く、職種では「食品製造・加工業者」がもっとも多くなっていました。年齢別では東京、大阪とも40歳代が一番多く、次いで、東京では50歳代、大阪では30歳代、50歳代が拮抗していました。

男女別では、東京、大阪とも2対1で男性の参加が多くなっていました。参加者の都道府県別では、東京、大阪を中心に全国に北海道から鹿児島県まで全国に広がっていました。

※詳細な内容は別添の「集計結果」をご参照ください。

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