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〈地方説明会・岡山〉 表示の範囲などで質疑

2017年08月08日 活動・お知らせ

NPO法人国内産米粉促進ネットワーク(CAP.N)主催と日本米粉協会共催による「米粉の用途別基準」「ノングルテン表示ガイドライン」の説明会を8月2日、岡山市北区のTKP岡山会議室で開きました。8月中旬まで全国8か所で開催する説明会の4番目となるもので、中国・四国地域から42人が参加しました。

CAP.Nの島田圭一郎理事長(日本米粉協会副会長)の主催者あいさつに続いて、用途別米粉を使った料理方法の動画を見た後、CAP.Nの萩田敏副理事長が「米粉の用途別基準」及び「米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン」について説明しました。

これを受け、質疑応答が行われました。

①米粉地方説明会の岡山会場

≪主な質疑≫(要約)

○「当社の米粉は、用途別基準にある1、2、3番のどれにも入っていない。増粘剤としてカレーやシチューにも使っている。でんぷんを傷めつけ、圧縮粉砕してアルファー化(糊化)しいている。粘りのあるクリーミィな米粉となっている」
(萩田)「でんぷん損傷度が高いからダメで、低いから良いというものではない。今回の用途別基準づくりにあたっては、広域に流通しているベータ型の米粉を調査した。全てを網羅することは難しいが、排除するものではない。乾式の小型製粉機による米粉など今回の用途別基準に入らないものについても意見があり検討している。でんぷん損傷度が低く加水量が少ない方がパンやシフォンケーキなどは膨らみが良い。逆に加水量が多いものは。もっちり食感が強い等利用用途はたくさんある。新規需要米を意識して基準をつくり、市場流通の多いものを対象にした。また、今後は麺の需要が増えていくことも考えられる。高アミロース米には機能性や麺の加工適性が良いことからも注目されている」

○「当社では、グルテン20%入りの米粉パンを作っている。できればグルテンを添加せずに米粉パンを作りたいが、作った製品はまた検査しなければならないのか」
(萩田)「ガイドラインの基準により第三者の認証が必要となる。そのノングルテン米粉を使用した米粉パンなどは、食品表示法の中でやっていただきたい」

(農水省・那須課長補佐)「製品コストが高くなるので、コストを下げるには大量に粉を使う人の連携が必要になる。ノングルテン米粉使用については、当初は米粉加工品も含め考えたが、基準値をどこに置くか、分析するにあたって対象物を正確に測らなければ……油脂やバター、香辛料など副材が入っているとそれだけ加工度が高くなる。これが加工度の低い麺類(塩のみ使用)は測れるかも知れない。純粋な水など何も邪魔しないのは測れる。メーカーによってどこまでが加工品なのかバラバラなので、事実上不可能なので、今回は(1ppm以下の)米粉だけにしようと思っている」

○「認証を受けないと、ノングルテンとうたえないのか」
(萩田)「表示に関するガイドラインの基準では、第三者機関の認証を受けないとノングルテンの認証マークはつけられない」

○「1ppm以下はかなり厳しいと思う。それだけ米粉製造工場の認証はすごく大事。信用度がなくなることなので怖い」
(萩田)「今、工場監査基準づくりを検討している。HACCP認証の工場でなくても、1ppm以下の米粉は可能性がある。そのためには、それなりのレベルが求められる。どういう条件をクリアしなければならないかというと、少なくとも原料米粉、工場の製造体制(コンタミネーション防止)、従業員の管理意識などが重要となる」「いずれにせよ、今はまだ民間レベルの自主基準であって、最終的には国の制度化(法的)になればと思うが。今は罰則規定のない民間基準だからこそ、厳しい、きちっとしたものにしないといけない」

○「米粉の需要拡大に向け、グルテンフリー表示の拡大についても視野に入れているのか。エンドユーザーにとって、入り口を狭くすると21年前の米粉パンの失敗になる。狭いところから入っていったので広がらなかった」
(萩田)「ノングルテンは差別化商品の1つであって、これまでの米粉、米粉にグルテンを加えたものや小麦に米粉を加えたものなど、またプレミックス粉等いろいろな使い方が考えられる。消費者にとっては、米粉商品が使いやすく身近な商品として使っていただければ、需要拡大の1つのきっかけにはなるだろう」

②活発な意見が出された質疑応答

最後に、島田副会長が5月25日に設立した日本米粉協会について、設立目的や活動内容等を紹介し入会を呼びかけました。

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