〈地方説明会・福岡〉 国の補助望む声も

2017年08月08日 活動・お知らせ

NPO法人国内産米粉促進ネットワーク(CAP.N)は日本米粉協会(服部幸應会長)と連携し、米粉の用途別基準、ノングルテン表示ガイドラインの内容を広く普及・啓発するための地方説明会を8月3日、福岡市博多区のTKP博多駅筑紫口ビジネスセンターで開きました。8月中旬まで全国8か所で開催する説明会の5番目となるもので、九州各地から71人が参加しました。

CAP.Nの島田圭一郎理事長(日本米粉協会副会長)の主催者挨拶に続いて、用途別米粉を使った料理方法の動画(15分間)を上映。CAP.Nの萩田敏副理事長が「米粉の用途別基準」及び「米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン」ついて解説しました。

①地方の説明会の福岡会場

≪主な質疑≫(要約)

○「消費者の目から考えると、1,2,3番についてどのメーカーがこれら基準を採用するか公表してほしい」
(萩田)「表示を広げていくには日本米粉協会のホームページで公表していきたいと思っている」

○「ノングルテン表示の中身がまだよく見えないが、秋口にでも認証があるのか」
(萩田)「ノングルテンは1ppm以下の米粉が対象で、認証マークも含め、できれば年内に工場監査基準も決めたい。認証するのにどんな工場の基準にしていくのか。小規模のところもあるので、なるべくコストがかからないようにしたい。民間レベルでやるので罰則はないが、きちっとやりたい。今、日本米粉協会に設けた有識者などによる認証委員会で検討中なので少しお待ちいただきたい」

○「用途別の1,2,3番の米粉について、価格についてはどうなるか。1㌔などの単位で販売することになるのか」
(萩田)「販売価格については、それぞれの業者が決めること、用途別の基準表示により消費者が選択しやすくなると思う。販売の包装単位については、200,300㌘の小袋から1㌔単位で、業務用だと5㌔から20㌔など」

○「農家で自家製粉している米粉を販売しているが、(ノングルテン認証を)受けようと思うと、認証期間は1年か数年か、どれくらいかかるのか」
(萩田)「1年間ではないが、1回認証したからいいというわけではない。検査したからOKというものではなく、米粉製造責任者は常に自主的に確認してもらわねばならない。グルテンを持ち込まない、コンタミ防止が肝心だ」

○「米粉の特性は、米の性質(品種)によるものが大きいと思うが、粒度とでんぷん損傷度はそうでもないが、アミロース含量は違うが……」
(萩田)「米粉アミロースは、原料米の品種や生産条件で変化するのでアミロース含有率○○%にとの管理は難しいが、米粉のブレンドで可能だ」

○「加工メーカーで、米粉を買って麺類に加工している。製品のノングルテン表示は、米粉自体もノングルテンでないと表示できないのか。認証したものに限るのか」
(萩田)「そうだ。1ppm以下のノングルテンの第三者の認証を受けた米粉を仕入れて加工し、10ppm未満の製品だとノングルテン米粉を使用、とうたえる(表示できる)」

○「用途別基準、認証はどういう形で我々にアナウンスしていくのか」
(萩田)「CAP.Nや日本米粉協会のホームページでも広く伝えていく。この説明会で出された意見なども踏まえて、これから慎重に間違いないように進め、需要を喚起したい」

(農水省・那須課長補佐)「米粉を天ぷらに使うと油の吸収が少ないというが、何か目安となるデータはあるのか、という質問があったが、少し古いデータだが、小麦粉は38%に対し米粉は 21%の吸油率になっている。また、以前、米穀機構が女子栄養大学に実験委託したデータによると、半分に近いのではないか。先の質問の中で、用途別基準、ノングルテンの認証を受けると補助対象になるかどうかについては、国として特に補助を用意していない。あくまでもこれは民間の自主基準なので……」

(萩田)「皆さんからの意見を反映して、米粉需要が膨らむきっかけにしたい」

②活発な意見が出された質疑応答

最後に、島田副会長が日本米粉協会について紹介し、多くの方の入会を呼びかけました。

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